たった一人で小さな船に乗って、暗い大海原を漂うエラ。
どうやって進むのかも、どこへ向かえばいいのかもわからない不安で胸がいっぱいの彼女に、鳥が明かりを運んでくれたり、イルカが波の乗り越え方を教えてくれたり…次々導きや助けが現れて、一人ぼっちじゃないことを知り、自分の力で波を乗り越えていけるようになる変化に胸が熱くなる。
「こわがると、なみは大きくみえる。でも、どんなに 大きくおもえたものも、のりこえてしまえば ずっと 小さくみえるのよ」のクジラの言葉はそのまま様々な不安に揺れがちな8歳息子に贈りたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2024年4月24日
- 読了日 : 2024年4月24日
- 本棚登録日 : 2024年4月24日
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