この落語家に訊け! いま、噺家が語る新しい落語のかたち

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  • アスペクト (2010年1月25日発売)
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感想 : 10

「この落語家を聴け!」に続く広瀬和生氏の本書は広瀬氏がいま「この人に訊きたい!」と思う九人の落語家へのインタビュー。
選ばれた九人の噺家は春風亭昇太・柳家花緑・柳家喬太郎・橘家文左衛門・桃月庵白酒・三遊亭白鳥・立川談笑・立川志らく・柳亭市馬の九人。

広瀬氏は本書において「自分の言葉で語る落語」をキーワードに選んだと語っているが、その裏テーマはズバリ「本寸法の否定」。もっと言えば「本寸法を良しとする観客の否定」

確かに広瀬さんの言わんとするところも判らないではないけれど、ちょっと広瀬さんの論法も強引な気もしないではない。
そんな中で、広瀬さんの誘導尋問に引っかからず(!?)目からウロコのように語る噺家さんも居たりして、「自分の言葉で語る落語家」という人選は結構的を射ていたりする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2011年8月7日
読了日 : 2011年8月7日
本棚登録日 : 2011年8月7日

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