ちはやふる(8) (BE・LOVEコミックス)

著者 :
  • 講談社 (2010年3月12日発売)
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本棚登録 : 196
感想 : 10

かささぎの 渡せる橋に おく霜の
 白きを見れば 夜ぞふけにける

ーー鵲が架け渡すという天上の御橋に降りている霜が
 白々と冴えているのを見ると 夜もすっかり更けてしまったことだーー

(中納言屋家持 百人一首6番)

名人位・クイーン位挑戦者決定戦・東日本予選。

初戦で小6のスピードスター立川梨理華を下した千早は、2回戦で前クイーンの山本由美と対戦する。

僅かに見える決定的な差で破れてしまう。

引きこもり閉じこもる千早が立ち上がることができたのは、かるた部の仲間であり、太一であり、福井で再びかるたを始めた新がいればこそ。

年末の各クラスの懇親会で、かるた部以外のクラスメイトと触れ合う中で、改めて仲間の存在の大きさに気が付く。

「でも、部のみんながここにいたらもっといいなあ」(千早)

「『ここにいたらいいのに』って思う人はもう“家族”なんだって」(勉)

かるた部メンバーでBSテレビ観戦した名人位・クイーン位戦。

クイーン若宮詩暢がかるたを始めたきっかけが明かされる。

青春の熱と力と友情と。

躓いても、転んでも、千早たちは立ち上がり、前に進んでいく。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年6月19日
読了日 : 2020年6月19日
本棚登録日 : 2020年6月19日

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