日本の科学思想: その自立への模索 (中公新書 330)

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  • 中央公論新社 (1973年1月1日発売)
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感想 : 2
3

中公新書ではレベルの高い部類に属すると思います。
だけれども、岩波新書の初期刊行本の様に
歯が立たない、と言うほどのものではありませんでした。

その原因は哲学や思想が絡んでくるから。
まあタイトルに思想、がついているから
致し方ないといえばそうなんですけれどもね。

だけれども科学・技術と言う言葉が
日本で使われだしたのは思ったより
最近だと言うことにはびっくりでした。
てっきり昔から当たり前の様に
使われていると思っていたので。

そしてその言葉の意味合いにも
思想、定義ともに変わっていくものがあったのにも
驚きでした。
昔はあくまでも科学は「実際に使われて意味を成すもの」
だったのですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2013年9月19日
読了日 : 2013年9月19日
本棚登録日 : 2013年9月19日

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