作品世界のあれこれが妙に時代がかっているなあと思ったら1995年連載開始。そしてなんとまだ継続中である。それにしても1995年の学生ってこんな感じだったのか。・・・おそらく作者は連載開始時より少し前の世代(自分自身の世代?)に作品世界の時間をシフトさせているのではないかとは思う。
それはそれとして作者に画力はあるし、民俗学・・・とりわけフォークロア研究から引っぱってきたと覚しき話題でもって各話ごとにいろいろな妖魔が暗躍して、話数を進めるごとに凝った筋立てになってきていておもしろい。大塚英志原作の民俗学/奇譚のシリーズとくらべると深みや重みにはあまりない。これは良くも悪くもというか、そういう作風ということで。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
comics
- 感想投稿日 : 2013年4月29日
- 読了日 : 2013年4月17日
- 本棚登録日 : 2013年4月17日
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