ナマリの兵隊 (岩波の子どもの本 4)

  • 岩波書店 (1954年4月15日発売)
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本棚登録 : 22
感想 : 3

『改訂新版 私たちの選んだ子どもの本』で知り、図書館で借りた。

「ナマリの兵隊」・「長ぐつをはいたネコ」収録。

どの作品がアンデルセンの著作なのかわからないくらい、有名なアンデルセン。
私の好きな立原えりかさんもお好きとのことで、あたまの角で気になっている。
奥が深いながらも、子どもに媚びないスリルが味わえた。
「ナマリの兵隊」は、不遇の者がさいごのさいごでそれなりの幸せを掴む、ということなんだろうか。
きれいごとではなく、くらいなかにぼんやりとしたあかりをみるようなお話だった。
「長ぐつをはいたネコ」は、これまでにも絵本をよんだことがあるけれど、すっかり忘れていた。
ものごとを素直に受け入れることは大切だよなぁ、と思った。
ネコの知略がすごくてびっくり。
装丁の絵の雰囲気が幻想的でたまらない、と思っていたら、マーシャ・ブラウンさんの作で、嬉しい驚きだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 900 文学
感想投稿日 : 2015年3月25日
読了日 : 2015年3月25日
本棚登録日 : 2015年3月20日

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