手にする機会があって読んだ。
ぼくは、水木哲平という人形です。
「サトパン先生」の一年二組の教室にいます。
このクラスには、神経芽腫という病気とたたかっている、あきこちゃんがいます。
昨年末に亡くなった宮川ひろさん。
ご自身も教員だったそうで、小学校の雰囲気に満ちたお話です。
まっすぐな文章で、とても読みやすいです。(こんな文章を書けるようになりたい)
最後の方は、読んでいてぼろぼろ泣いてしまいました。
板橋区立大山小学校の実話が元になっているそうです。
どんなに体がつらくても、みんなといっしょがいい あきこちゃん。
心と体がばらばらになってしまいそうなあきこちゃん、計り知れない思い、いたたまれません。
それでも、「かっぱ」のことばあそびうたや、『ねずみくんのチョッキ』ごっこ、どろんこあそびからのカレー、遠足、とても楽しそうで幸せな時間でした。
あきこちゃんはきっと、あっこ星で「くじらぐも」に乗れたでしょう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
900 文学
- 感想投稿日 : 2019年1月18日
- 読了日 : 2019年1月18日
- 本棚登録日 : 2019年1月18日
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