「考える力」をつける本

著者 :
  • 三笠書房 (1997年1月1日発売)
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本棚登録 : 388
感想 : 25

書店で同書名・同著者の本を目にして、「考える力」に自信がないので、気になっていた。
図書館の蔵書検索でこちらがヒットしたので、古いけれど借りてみた。

朝日新聞の夕刊・一面「素粒子」を8年担当した論説委員による本。
現在書店で販売されている本は、内容はほぼそのままで、人物に関する記述が少し変わっているようだ。

・今日あなたは「自分のために」どれだけの時間を使ったか?
・新聞にはのっていない「生きた情報」も見逃すな
・月曜日の新聞には気をつけよ
・問いかける相手は、まず自分自身
・「あとで調べよう」の「あと」は永遠にやってこない
・観察は常に小さいもの、身近なものを出発点に
・ワープロを使うことで、文体さえも変わってしまう
・「論理的」イコール「正しいこと」とは限らない
・無神経に「業界用語」を使う人間になるな
・「オリジナルとは、一%のひらめきと九九%の伝統を学ぶ努力である」
・着想は三つめが面白い
・連想ゲームを楽しむように……
・思いもよらない潜在能力を引き出す「遊び」の力

なるほど、言われてみればそうだな……という感じだ。
地方によって新聞の版が違うということも初めて知った。
知らないことが多すぎて、恥ずかしくなる。
「生きた情報」の在処にあたりをつけることも、調べものの役に立ちそうだ。
私も「論理的」な人間になりたいと思っているので、結局は直感なのでは、という記述には驚いた。
もっと、みんな、良くなっていける、と思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 100 哲学
感想投稿日 : 2014年5月31日
読了日 : 2014年5月31日
本棚登録日 : 2014年5月26日

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