手に取る機会があって借りた。
1.ふとんが できたら、どうしよう?
2.おたんじょう日、おめでとう!
3.モグラは きょうは モグラじゃない
4.さようなら、ハタネズミおばあちゃん
手にすると、「いい作品感」がすごかった。
『火曜日のごちそうはヒキガエル』『こぐまのくまくん』『ぼく、ひとりでいけるよ』を手にしたときのような感覚。
読んでみると内容は素朴でした。
みんなでふとんやケーキを作ってプレゼントするわくわく感は、今の学校にもあるようなお楽しみ会に近いんじゃないかな。
ハタネズミおばあちゃんのおはなしなど、日々がたんたんと過ぎるけれど、それは子どもの日常で。
死があっさり描かれているのが、かえって子どもの感じに合っているのかもしれない。
大人が感じる死と子どもが感じる死は違う。
詩ができた、というのもほんとうのようでいい。
心がひどく動いたとき、言葉は形にならなくて、短いけれど濃密な詩になるか、形を作ろうとするために長い文章になるか、別の何かになるか、別の何かにするのか。
感想がまとまらないけれど、そんな風に思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
900 文学
- 感想投稿日 : 2019年1月20日
- 読了日 : 2019年1月20日
- 本棚登録日 : 2019年1月20日
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