霊能探偵・初ノ宮行幸の事件簿1 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2018年6月23日発売)
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本棚登録 : 128
感想 : 9
3

アイドル×探偵×幽霊
幽霊と、その幽霊を成仏させずに現代に留めている“鎖”を視て触れることができる、超俺様で自己中心的な初ノ宮行幸と、その妹で幽霊の声を聞き取ることができる初ノ宮由良。
表面上はアイドルとマネージャーとしてコンビを組んでいる二人だけれど実際は除霊が本職。

そんな2人に出会った。新人マネージャーの小路美雨。
無意識のうちに幽霊を引き寄せてしまう「渡し屋」と呼ばれる厄介な性質の所為で日常生活を無茶苦茶にされ、職を失い、初ノ宮兄妹に振り回され、さらには単独での行動を制限され、事務所に軟禁される羽目になってしまう。見た目はまるで小学生、涙腺がゆるゆるで、すぐに事件の被害者や幽霊の想いに同調しては号泣する始末。行幸にはいつのまにか「ミウッチ」というあだ名までつけられて、まるで小動物のような扱い。イケメンに振り回されるヒロインポジションではあまり見かけないような、にぎやかさがあって私は結構好きです。

ラストに少し、これからの物語の核心に触れるような部分が仄めかされていて続きが気になる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年10月18日
読了日 : 2018年7月6日
本棚登録日 : 2018年6月29日

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