ハイぺイオンの巡礼という一つの物語のはずが、その中で6つの物語が紡がれる。
どれも一つ一つの物語が不思議な物語。それでいてハイペリオンという星に関連する。
聖職者、詩人、軍人、教授、探偵、領事のそれぞれの不思議な過去を語る。
領事の話は人間の横暴さ、浅はかさを如実に表していて、読んでいて悲しくなる。
教授の話も子を持つ親としてはやるせない思いに囚われる。
宗教的な部分もあり、理解できない部分もあるが、面白かった。
この話が続編でどのようにつながっていくのか楽しみ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年6月4日
- 読了日 : 2022年5月30日
- 本棚登録日 : 2021年6月17日
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