続 この大陸で、フィジカは悪い薬師だった (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2016年9月10日発売)
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本棚登録 : 34
感想 : 3
3

幻獣を助ける悪い薬師フィジカと本来ならそれを捕まえるべき角守アッシュの二人旅2巻目。
前巻で、結構伏線は明らかにされたと思ってたのに、今巻はちょっと後から後からいろいろ明かされすぎて、えー聞いてないよ、と思ってしまった(笑)

フィジカとアッシュの掛け合いはあいかわらず楽しかったけど、今回は幻獣治療の場面はほとんどなくて、そういったブラックジャック的面白さは減ったかな。
むしろ錬金術師の陰謀に対する決戦がハイライト。
いや、ハイライトはアッシュの夜這い場面か(爆)

とりあえず物語的には全て丸く収まったハッピィーエンドで良かった。
ただ、一巻でも思ったのだけど、全体としていつかどこかで見たことのあるようなお話で、この物語ならではの特徴は気薄だった。
個性際だつの『ひとつ海のパラスアテナ』の作者の物語としては、これではちょっと惜しい気がする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2017年7月23日
読了日 : 2017年7月23日
本棚登録日 : 2017年7月15日

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