滅びの季節に《花》と《獣》は 〈上〉 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2018年2月10日発売)
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本棚登録 : 47
感想 : 1
4

うわー、これ好きだなあ。
ファンタジー世界での恋物語はまったく自分のツボだ。

巨大な花の中にある街、奇跡の力持つ大獣(おおけもの)、奴隷としての人々、そして襲い来る天子。
誰も見たことの無い緻密に作り上げられたファンタジー世界は、けれどどこか懐かしさを誘う。
その舞台の中で人と、人ならざる者とが惹かれあっていく様がとてもいい。
なんというか、キミたち子どもかと言いたくなるほど、微笑ましかった^^

いろんな葛藤とすれ違いを乗り越えて、最後には世界の危機に当然のように二人で立ち向かう様は、二人が育んできた絆の強さを見るようだ。
けれど、その戦いが二人を永遠に分かったのか。

誰よりもみんなの幸せを望んだクロアに、幸せが訪れることを願って、下巻を読もう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2019年5月14日
読了日 : 2019年5月14日
本棚登録日 : 2019年5月14日

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