ブクログのレビューを見て、読んでみた一冊。
他の方も書いていたように、確かに「羊たちの沈黙」のオマージュ。
2歳の時に両親を殺された氷膳莉花は江東署の刑事になっていた。
都内で腹部を切り裂かれ、内臓を取り出される女性の遺体がいくつも見つかっていた。
異常犯罪者の心理を知る為、過去に数々の犯罪を計画したとして、現在は未決死刑囚として拘束されている、元犯罪心理学者・阿良谷静に会いに行くことに。
彼のアドバイスに従うと、簡単に犯人に接触することが出来てしまうのが、ちょっと拍子抜け。
新人刑事なのに、単独捜査を何度も行い、ラストでは奥多摩署に異動になる莉花だが、解説か何かに「警察の新たなニューヒロイン誕生」とあるので、続編が出るのだろう。
「羊たちの沈黙」のオマージュの先にあるものを期待したい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
警察物
- 感想投稿日 : 2020年11月14日
- 読了日 : 2020年11月14日
- 本棚登録日 : 2020年10月27日
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