捜査二課の恋人を自殺で失った検視官・綾織の内定を秘密裏に命令された捜査一課の警部補・青山。警視庁の周辺では、綾織の恋人の北森を始め、元警察官の自殺など、警官の死が続いていた。青山は綾織を説得するのに、捜査支援分析センターの上郷の手を借りていたが、実は彼女は首席監察官の千徳の部下であり、警察の闇を暴くために密約を結んだ「クラン」の一員であった。北森の死に疑問を抱いていた青山、綾織は共に密命に加担することに…そんな中、渋谷南署の生安に異動になったベテランの岩沢は、渋谷で起きている何かを感じ取っていた。その岩沢の直感で、北森が他殺である証拠を得た途端に、今度は警視庁内部で、捜査一課の署員が自殺を図る…と言うのが、1巻まで。
4月は警察小説強化月間にしようと、大切に取っておいた「クラン」を1冊目に選んだが、これは4冊まとめて、読まなければ、先が気になって、しようがない。
警察小説だけど、警察内部の悪と「クラン」との闘い。今までにないタイプで、結末にかなり引き込まれる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
警察物
- 感想投稿日 : 2017年4月2日
- 読了日 : 2017年4月2日
- 本棚登録日 : 2017年1月29日
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