SCIS 科学犯罪捜査班4 (天才科学者・最上友紀子の挑戦)

著者 :
  • 光文社 (2021年5月12日発売)
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本棚登録 : 73
感想 : 4
2

シリーズ4作目。
くだらないと思いつつも、新作が出るとつい読んでしまう。
今まで長編だったが、今作は短編集。
第1章を読み終えて、第2章を読み始めたら、全然話が繋がらなくて、そこで「短編集」と気付く程度。
人気ユーチューバーが相次いで、海などに飛び込んで、死亡する事例が発生。どう考えても、この内容だけでは「SCIS」の出番などなさそうなのに、強引に出動して、事件の真相は寄生虫…動機もさらっと書かれているだけで、どうにも現実味にかける。
この話が長編で描かれると思っていただけに、次から次へと科学知識だけを詰め込んだ現実味のないトリックの繰り返しに、ちょっと辟易してくる。
根底にあるクローンの話は、まだ解決してなく、この先もシリーズは続くものと思われるが、遠回りして、なかなか真相にたどり着かないので、もう読まないかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 警察物
感想投稿日 : 2021年5月29日
読了日 : 2021年5月29日
本棚登録日 : 2021年5月21日

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