コロナで移動が制限される中、移動の本質を考えるようなテーマとなっていた。WANDERLUST(放浪)
石神俊大さんの帰宅論序説というのは面白かった。人は今帰宅という経験を失いつつあるという話。ホームとオフィスを切り離せない。帰宅することにどういう意味があったのか。帰宅の経験を失い初めて、気持ちを切り替えるような役割があったことに気づいた、そういう人は多いと思う。自分も仕事が終わったらとりあえず外にでて短い距離をランニングした。ほぼ毎日。そして帰宅したかのような感覚を取り戻していた。
ホームはコロナ以前から拡張し始めていた。コンビニはホームの冷蔵庫となっているし、自転車はレンタルできる。満喫にがあることで自分がマンガを持つ必要もない。
しかしそれでも帰宅という感覚は必要としている。何のためか?安心を得るのか。プライベートにかえるのか。何を得ているのかわからないが必要としている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
IT
- 感想投稿日 : 2020年9月26日
- 読了日 : 2021年9月18日
- 本棚登録日 : 2020年9月22日
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