二度目ましての作家さん。
ゲロ安の家賃で人形修理工房「浮世堂」を営んでいるのが
メインキャラの城戸利市は、小学生の時、幼い弟を目の前で
殺されただけでなく、周辺から弟がいたという事実が消えていく。
両親でさえ忘れていく中、利一は忘れ得ぬ者として
弟の理不尽な死の真相と死神を追い続け、15年目にして
ようやく死神と対峙するが・・・
一方的に有無を言わせず、ただ命を奪うという
理不尽な行為へ利一の怒りが伝染したかのように、
読んでいて震えあがる。それが苦しいのなんのって・・・
続きを読みます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
怪奇ミステリー
- 感想投稿日 : 2020年1月1日
- 読了日 : 2019年12月11日
- 本棚登録日 : 2020年1月1日
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