本書の特徴として始めに書いてあるが、片付け術や掃除術の類の本ではない。本書は、一時的に部屋を綺麗にするというものではなく、連続性の日常生活の中で、いかに部屋の綺麗さを維持していくかということに重点を置いた本となっている。
部屋には人が住み、活動し、そしてその結果、日々部屋は汚れゴミは溜まっていく。モデルルームや雑誌撮影用の部屋でない限り、部屋と家事は切っても切れないものである。本書は、部屋と家事をセットとして考え、家事のしやすい環境作りにすることを推奨している。その部屋で実際に人がどのように活動するかということを考え、部屋の中での動線を考えることによって、活動しやすい環境が生まれてくる。家事のさぼりは住人の怠慢ではなく、環境さえ整えばストレスなく家事の動作に入ることができるのである。
本・本棚に関する記述はしっくりこない部分が多かったが、食料品のストックは災害への備えにならないという記述については目新しかった。
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- 感想投稿日 : 2017年7月3日
- 読了日 : 2017年6月25日
- 本棚登録日 : 2017年7月3日
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