1979年公開の劇場アニメーション。当時はおそらく「松本零士オールスター祭典」というような感覚でヒットしたのだろうが、その時代をリアルタイムで体験していない世代としては、ストーリーの非合理性(ツッコミどころがとかく多い)や、主人公の鉄郎がたいして活躍していない(いつも助けられてばかり)のが気になって、正直楽しめなかった。原作とテレビシリーズがまだ続いている状態で、物語の核心や「結末」を洗いざらい明らかにしたことが当時物議を醸したようだが、今となってはその辺も展開の唐突さや粗さにつながっている。やはり1本の映画として観るのではなく、「おまつり」として観るのが最適解なのだろう。
なおオリジナルはスタンダードサイズだが、このブルーレイ版では上下トリミングされたビスタサイズになっている(DVD版と同じ)。「歴史的記録」という観点からするとこのような方法はあまりいただけない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
アニメ(劇場)
- 感想投稿日 : 2017年1月18日
- 読了日 : 2017年1月18日
- 本棚登録日 : 2017年1月18日
みんなの感想をみる