橋本流「実行するためのノウハウ」を詰め込んだ本。どんなに立派な理論であっても、実行できなければただの知識の披瀝・議論・おしゃべりだとバッサリ。実行するために必要な「人間関係の構築」「ビジョン作り」「組織作り」について、橋本氏がどのように取り組んできたか説明されている。
今の自分の立場で意識すべきことは以下の通り。
・反対意見は徹底的に聞く。しかし、最後には従ってもらう。
・リーダーの役割は、チームの原動力となる方針を作り上げること。一番まずいのは方針を示さず、現場に丸投げ。
・ただし、細かすぎる方針も現場が身動き取れなくなる。
・ある案、その対極の案、中間の案の三案を用意し「比較優位」で説明。
・「上司はどう見ているだろう」と想像力のない人はいい仕事ができない。
・危機に対する際の黄金法則は「とにかく、不利な情報は出し切る。そこから考える。」
大阪都構想の活動をもとに説明されているため、よくあるハウツー本よりより現実感があった。(体系的にまとまってないと言い換えることもできるが、この本はそういった趣旨ではないのだろう)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2020年6月21日
- 読了日 : 2020年6月21日
- 本棚登録日 : 2020年6月21日
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