絶対城先輩の妖怪学講座 二 (メディアワークス文庫)

  • アスキー・メディアワークス (2013年9月25日発売)
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感想 : 26
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・礼音に対する絶対城先輩の心をこめた罵倒が今夜も鳴り響く。
・トラブルを妖怪のせいにしておさめてしまう一団の話の第二弾。
・今回は基本的には「海の怪異」ってことらしい。
・見越し、船幽霊、夜行さん、大百足、大蛇、いくち。の五編。
・絶対城先輩がちょっとカッコいいとこを見せてくれる。
・新キャラ? 海洋生物学専門の気弱そうな女子学生、星川。礼音のライバル? になるかも?
・たとえば京極夏彦さんの作品と方向性は近いが、テイストは異なり、こっちはおどろおどろしい感じはほぼなくあっさりと軽くてドタバタしてる。その分読みやすくてよい。
・妖怪は自然発生だが霊は人工的なもので深みが違うらしい。
・妖怪は概ねの場合、人間が自然と折り合いをつけるために、そのズレを埋めるために発生したのかなと思っているので絶対城先輩のやり方は本来のありように合ってるんだろうと思う。
・途中、ちょっと「七人みさき」の名前が出てくるけど、個人的には昔からあれがちょっと怖い。なんでかわからないけど。いつかメイン妖怪として出てくるだろうか? まあ、あれを妖怪と呼べるならやけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ふつう
感想投稿日 : 2019年12月30日
読了日 : 2019年12月30日
本棚登録日 : 2019年12月13日

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