世界でいちばん会社が嫌いな日本人

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2010年4月1日発売)
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経営レベルの6つの生活習慣病
・禁止事項が多い
・現場の生の声を知らない
・経営者だけが特別ルール
・悪い情報が隠される
・何でもかんでも「革新」しようとする
変えるべきものと、変えてはいけないものが、きちんと整理されていて、常にそれを社内外に説明できていれば、従業員は安心できる。
・前年比ばかりで、ビジョンがない


人は認めてもらえれば嬉しい。
給与に反映されない評価は意味がないということはない。感謝の言葉やみとめられているということがわかる言葉をもらえば、やる気が出る人も多い。


従業員にチャレンジする機会を多く与えている
・新しい仕事にチャレンジすること自体に、プラス評価をする制度を導入する
・人事評価について、三年や五年単位の長期で評価する制度を導入する・

多様でダイレクトなコミュニケーションがある
・会社の創立記念日に、経営者から従業員の家族に感謝の手紙を送る
・経営者や役員が参加する従業員の誕生会を開催する

ダイバーシティが進んでいる
・公平でない態度や言動をする人が出ないようにチェック機能(申告制度など)を設ける

伝統や企業理念が生きている
・企業理念の理解を深めるためのプログラムを入れる
・周年行事を多くの人が参画出来る形で実施する


アットホームな雰囲気がある
・家族が会社に来て、親や子供が職場を見学出来る日を作る
・家族宛に年賀状や暑中お見舞いなどを送る
・家族だけではなく、地元の人も参加出来るイベントを開催する

福利厚生が充実している
・年に一度、個人的な記念日休暇を自由に取得出来る制度を導入する
・高校生以下の子供がいる従業員は、子供の学校行事の日に有給休暇が取れる風土を作る


第一生命がやっているサラリーマン川柳は、日本社会の縮図のようなものであり、かなり本質をついたものが多い。
「無理させて 無理をするなと 無理をいう」
「意見言え 言ってやった にらまれた」
「自分でも 出来ぬ目標 出す上司」
「課長いる? 返ったこたえは いりません!」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2010年5月17日
読了日 : 2010年5月17日
本棚登録日 : 2010年5月17日

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