テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅

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  • 小学館 (2017年11月20日発売)
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発展途上の国々の規模なればこそ、一国の経済システム、経済全体の仕組みを俯瞰的に理解できる。経済だけでなく、あらゆる分野で政府高官と意見の交換も頻繁にできる西田によれば、こうした経験こそ、「経済や政治だけでなくて、文明や文化の領域にまで及ぶ。ビジネスを支える人間としての知性、教養、知識こそが問われるのだ」

「言葉は相手にこちらの意思を伝える道具なんだから、しっかりとしないといけない。意識して使わないといけない」

「仕事十訓」とタイトルがついた紙には元ホテルオークラの副社長で数多くの著書を持つ橋本保雄の『感動を創る』(現在はPHP文庫に収録)から抜き出されたものが記されている。
1、バイタリティを持て
2、常に頭脳を酷使せよ
3、周囲の変化に挑戦せよ
4、他から信頼される人になろうと努めよ
5、ルールはルールとして重んじよ
6、一度計画したものは、万難を排して完成させろ
7、失敗を恐れるな、失敗は次への成功の足がかりだ8、今日のことは今日やっておけ、明日は明日の仕事がある
9、おのれの時間を大切にせよ
10、生きがいのある職場で価値ある人生の創造を

ジャック・ウェルチは、「持続的な革新を可能にしてきた要因は何か?」と問われ、間髪容れずにこう答えを返した。
「どのような賛辞が新聞を飾ろうが、昨日の新聞記事は、明日には魚を包む包装紙に成り下がっているかもしれない。この現実を常に念頭に置いておかなければなりません」
「過去に対する敬意は大切です。しかし、我々は過去に生きているのではない。明日のために生きる、というのがGEの哲学です。スピードを維持し、官僚主義を排し、変化を愛し、変化がもたらすチャンスに胸躍らす組織。これが私が目指してきた組織です」

ジャック・ウェルチから感銘を受け、自己鍛錬としてきた6つのルールがある。
1、今あるままの現実を受け入れろ
2、誰にも誠実であれ
3、マネージャーではなく、リーダーになれ
4、変わらなければならない前に変化せよ
5、競争優位を持てないならば競争をするな
6、自分の運命は自分でコントロールせよ。でないと、他人にコントロールされる

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 半ノンフィクション
感想投稿日 : 2018年2月11日
読了日 : 2018年2月11日
本棚登録日 : 2018年2月11日

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