されど“服”で人生は変わる

著者 :
  • 講談社 (2009年2月27日発売)
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本棚登録 : 1139
感想 : 143
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一時期、ファッション誌美容誌での活躍はすごかったよね。この人がいないと企画自体成り立ちませんていうくらい、メイン特集の大黒柱を何本も張ってた、有名ライター。
だって、やっぱり着眼点や言い回しが他と全然違うもの。一度読んだだけで印象に残ってしまう位、超独特。
だからこそ、一気にフィーバーしたし、女性読者がその筆致に夢中になったんだろうけど、アクが強すぎるものって、熱狂的にあっという間に支持されるインパクトがあるけど、長続きしない。流行みたいにすぐ飽きられる。

と、思っていたので、ファッション論なんてあんまり売れなさそうなジャンルでこの本が売れてるらしいことも納得しながら、普遍的な本になりえないんでしょと思って、手に取らなかった。
が、最近たまたま手に取って立ち読みすると、割とぐいぐいひきこまれちゃったのよね。
しかもその、独特な彼女の手法にではなく。
彼女のすごさは、独特で斬新な視点と言葉回しだけではなく、本当に実生活で使える「真理」も掴んでいる、”内容”にもあったのね~。

ちょっとー、女性誌の提案する定型ファッションルールを批判しながら、自身が最大限主張するのも、「周囲(特に男)の目」を意識したファッションじゃん、一緒ジャン!て思いながらも、やっぱりおしゃれなんてものの本質は、そこにいきつくのね…て、なんかストンと納得。
このストンと納得させる、真理の伝え方がすごいよね!

しかも、この本の最大の効果は、読んだ後、なんか体の芯から興奮して、キラキラした気持ちになり、「自分ももっとスペシャルになれるかも!」ていうワクワクした気持ちになれること。
まちがいなく、おしゃれがばっちり決まってちょっとだけ新たな魅力的な自分を開拓できた時の気持ちを味わえるね*^^*

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年7月17日
読了日 : 2012年7月16日
本棚登録日 : 2012年7月17日

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