ネコババのいる町で (文春文庫 た 32-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (1993年3月10日発売)
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感想 : 10

ロサンジェルスの母親の元から荷物の様に祖母と叔母の住む日本に送り届けられた恵理子。1度目は3歳の時、日本語が全くわからず5歳の時にまたアメリカに戻るが2ヶ月後にまた日本へ送られ、その時失語症にかかる。猫を沢山飼っているので「ネコババ」という仇名の隣家で言葉を取り戻した少女時代の記憶『ネコババのいる町で』、1人の女に人生を狂わされた世間知らずのお坊ちゃまの人生を描いた『神の落とし子』、別れた妻を偶然見かけた男のその前妻との生活を振り返る『リリスの長い髪』の3篇を収録。どの作品も現在から過去を回想した物語。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年6月5日
読了日 : 2011年6月5日
本棚登録日 : 2011年4月28日

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