佐々木邦全集〈補巻 4〉 (1975年)

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感想 : 1

家中からおてんば扱いされる亀子と友人次郎の引き起こすてんやわんやの騒動『おてんば娘日記』、地方の県庁所在地にある女学校での交渉を描いた『少女百面相』、尋常小学校6年生の文一君と仲良し3人組が東京から引っ越してきた男の子とその書生と仲良くなる『わんぱく時代』、村長の元へ出入りするようになった少年5人が「出世倶楽部」を作って奮起する『出世倶楽部』、隣家に越してきた帝大医科生と親しくなり憧れる3人の少年達を描いた『お隣の英雄』の5篇収録。何れも昭和初期に『少女倶楽部』、『少年倶楽部』に連載された小説。戦前の少年小説を初めて読んだが、素敵な青年(大人)に感化されていき勉学に励むようになるというストーリーのこの安心感というか安定感は時代劇に似ていると思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年10月20日
読了日 : 2011年10月20日
本棚登録日 : 2011年6月13日

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