トカラ列島の中央に浮かぶ悪石島には50人余りの島民が暮らしています。この島には古くからボゼという仮面をつけた神様が伝承されており、旧盆行事の最終日、島の若者が扮したボゼは身体をビロウの葉とシュロの皮で覆い、島の古老の呼び出しと太鼓の音に導かれ、島民が盆踊りに集まっている公民館の前の広場を訪れます。ボゼは海の向こうからやってくる来訪神であるとされ、盆時期には先祖の霊とともに悪霊も現世にやって来るので、その悪霊を追い払うものとする説もあるそうです。
日本にある114の有人島の魅力を、海の青さと新鮮な料理ばかりでなく伝える本です。
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- 感想投稿日 : 2013年3月1日
- 読了日 : 2013年2月26日
- 本棚登録日 : 2013年2月26日
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