近代日本と農村社会: 農民世界の変容と国家

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  • 日本経済評論社 (1994年2月1日発売)
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1920年代から30年代にいたる時期における、「農村社会構造の段階的
変化とその特質を明らかにする」ことを目的とした本書。
経済史的な農家・農村分析に加え、「世代」あるいは「文化」などの問題
を社会構造の転換の機動力のひとつに加えた分析は、巨視かつ緻密な分析
という印象を与えてくれる。
非常に面白い本だった。

今後は日本の近代国家化という文脈の中で、都市化と農村社会の転換
との関係が問われるべき問題なのかもしれないなあ。
なにしろそれぞれの研究が別個に展開している印象があるだけに。
とぼんやりと読み終えた直後に感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2005年9月28日
読了日 : -
本棚登録日 : 2005年9月28日

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