もやしもん(7) (イブニングKC)

著者 :
  • 講談社 (2008年12月22日発売)
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本棚登録 : 3292
感想 : 108
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 やっぱり大学での発酵蔵を中心としたできごとが面白いな。今回は,醤油や味噌,そして付録にみりんのお話が科学でした。結城蛍くんの怪しげな女装も,なんの説明もなく元に戻るのが,ますます不思議。読者のその気持ちを察してか,樹教授は,次のように話します。
「何故なのかと彼の考えを聞いて全員が賛同する訳ないんだ。しかし,中には聞いておきながら,自分が納得しないと怒ったり否定したりする愚者がいる。人に説明を求めて回答が常に得られると思っている蒙昧な者も多い」
 深い言葉ですなあ。
 カバーをめくるった表紙には,これまでの物語の解説が書かれています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 科学
感想投稿日 : 2021年5月27日
読了日 : 2021年5月27日
本棚登録日 : 2021年5月27日

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