南アフリカ共和国にマンデラ大統領が誕生したあと,マンデラ大統領がどのように白人と黒人の融和を図ろうとしていたのか…を描いた作品。
見終わった後,こんなことが本当にあったのか気になって調べたのだが,ちゃんと,あの飛行機のことも本当のようだ。そう,これはノンフィクションの素敵な映画なのである。また,具体的な内容がとても気になったので,結局,原作の日本語訳版も買ってしまった。今,読書中。
スポーツの力ってすごいよなあ,と改めて思います。国民の統合に使えますからね。これは善し悪しでもあって,あのナチスドイツは,ベルリンオリンピックを国威発揚の機会として捉え,国民を第2次世界大戦へと動員していったんですから。映画に描かれている南アの場合は,人種の壁を越えるものとしてのスポーツ(ラグビーワールドカップ)でした。
ラクビーの試合中,観客席で降られる国旗には2種類あります。旧国旗と新国旗です。それも見物。そして,新しい国歌がどのように扱われているのか…これもまた見物。
《NHKプレミアムシネマ》の解説を転載
27年間投獄されたのち、南アフリカ共和国初の黒人大統領となったネルソン・マンデラ。 アパルトへイトの廃止後も根強く残る黒人と白人との対立や経済格差をなくそうと、マンデラ大統領は弱小のラグビーチームに希望を託し、1995年、自国でのワールドカップ優勝を目指すが・・・。
名優モーガン・フリーマンがマンデラを熱演、巨匠クリントイーストウッド監督が実話をもとに描く傑作ヒューマンドラマ。共演はマット・デイモン。
- 感想投稿日 : 2022年11月20日
- 読了日 : 2022年11月20日
- 本棚登録日 : 2022年11月16日
みんなの感想をみる