本とは作者との対話であるとよく言うが、この本はまさしく人生の大先輩が語りかけてくれるような本。それは文体の話ではなく、この本で語られる内容が誠実で生々しいからだ。クロネコヤマトの宅急便開発のストーリーを読みながら、新規事業の立ち上げ、商品開発、マーケティング、コストの考え方、労組との関係、財務から組織活性化まで、一通りの経営についてが学べる。さらには行政との戦いまで語られる。このような経営者について行きたい、と思う人は多いだろう。お客さんと社員を思い、その理想に向けて妥協しない姿勢が心から尊敬できる。
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- 感想投稿日 : 2014年5月6日
- 読了日 : 2014年5月6日
- 本棚登録日 : 2014年5月6日
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