逆説のスタートアップ思考 (中公新書ラクレ)

著者 :
  • 中央公論新社 (2017年3月10日発売)
3.87
  • (8)
  • (14)
  • (7)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 131
感想 : 8
3

ピーター・ティール、ポール・グレアムといったシリコンバレー系のアントレプレナーの引用が多い。ピーター・ティールの「ゼロ・トゥ・ワン」を読んだ方であれば、既知の内容が多いかもしれません。
著者独自の主張が少ない印象を受けました。しかしサクッと読むことはできるので、手っ取り早くスタートアップの知識を得たい方には良いと思います。

【メモ】
・スタートアップは半直観的である
└半直観的=瞬時の推論や直観的な判断が実は正しくない事柄のこと
・スタートアップは世界の不確実性を良い方向に利用して、短期間での急成長を狙う
・素早く独占するための条件
①小さな市場を選ぶこと
②少数の特定の顧客が集中していること
③ライバルがほとんどいないこと
④顧客に刺さり続ける仕組みがあること
⑤スケールのために必要な限界費用が低いこと
・長期の独占状態を作るための要素
①専売的な技術
②ネットワーク効果
③規模の経済
④ブランド
・初期の製品で重要なのは継続率と離脱率
・セールスや初期の顧客獲得は創業者自身がすべき
・スタートアップにとってのカスタマーサポートは製品以外の体験を提供できる重要な活動

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2023年2月19日
読了日 : 2023年2月19日
本棚登録日 : 2023年2月19日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする