SF作家の新城カズマさんの2008年12月からの18ヶ月間のブログに注釈を入れて出版した本。
テクノロジーに関する時期ネタを異なる人格間で反芻し合うスタイルで、(批判てき視点はあるけど)Google礼賛→小説家の視点からGoogleBOOKサーチの問題点検証→Google以上のサービス/組織は?→最終的に文明論に展開。
対話形式でとっつきやすくはあるけれど、紙に印刷されたURLを打ち込む人はどれほどいるのだろうか。
ただ、SF作家さんは設定設計力がキモなのかなと感じるほど、世界を知ろうとする意思と世界について考えようとする意思を感じた。
どういう世界なら、どういう意味があるという思考実験は、現実のテーマがある本とはまた異なる面白さがある。
2009年に予測されていたサービスは、だいたい実現している感あり。
最新のブログを見てみようと思った。
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- 感想投稿日 : 2011年5月10日
- 読了日 : 2011年5月10日
- 本棚登録日 : 2011年3月7日
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