先端科学にかんする犯罪を扱った連作短編集。それも生命倫理に触れるようなテーマに偏っているようです。テーマとしては面白い。でも物語としてはもう一つ。
冒頭にプロローグ的な事件が描かれて、それの捜査も解決も描かれないまま、唐突に数年後の事件が始まる。あと、全編通して捜査してる感じがあまり感じられず、最上のひらめきでいきなり解決する。警察小説して物足りない。テーマは面白いのに、ちょっと残念な作品でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2020年1月11日
- 読了日 : 2020年1月9日
- 本棚登録日 : 2019年11月13日
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