驚くほど話せるようになる! 英会話「1日1パターン」レッスン (PHP文庫)

  • PHP研究所 (2011年8月3日発売)
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皆さん、昨日から三月には似合わない四月のような陽気が続いていて気持ちよいですよね!!
ですが中には新年度に向けて憂鬱になっておられる方もいるのではないでしょうか???

新年度は入学、入社の季節であり、在職中の方でも新規業務や職種、異動などの新しいフィールドが待ち構えていて・・・
それは新しい人々との出会いであり、自分の能力を発揮できる新たなチャンスですが自分の能力や性格に自信が無い方には厳しい季節でもありますよね?

そんな皆さんには素晴らしい能力と魅力的な性格が備わっているのですが・・・
披露する機会があっても自分に自信が無ければ臆してしまい、魅力的な性格と能力を発揮する事が出来ません。

ですがもし大半の方が苦手なフィールドで皆さんの能力を思う存分発揮できたら・・・
皆さんに自信がつき、明るいバラ色の人生が目の前に開かれると思いませんか???

そんな今回は日本人が一番苦手である英会話に焦点をあて、一読すれば誰でも簡単に習得できる最高のテキストをご紹介したいと思います。

日本で二十年以上、英語を教えていらっしゃるDavid Thayneさんが執筆された英会話の傑作テキスト、『英会話1日1パターンレッスン』です。

皆さんもご存知の通り、世の中には沢山の英会話テキストが溢れかえっており、一度は手に取られて勉強してみた・・・なんて方もいらっしゃると思います。

その結果、皆さんは英会話に自信がつきましたか?
多分ほとんどの方は逆に自信を失ってしまったのではないかと思います。

その理由は、ほとんどのテキストが長い例文を丸ごと暗記させるだけなので、何万通りもある日常会話に対応出来ない教え方をしているからなのです。

それでは同じ意味合いのフレーズを使っていても全てのパターンを覚える必要がありますし、中にはそんな言い回しは現代では使わない的な例文を載せているテキストもあるので複雑怪奇な文章の羅列になり、実社会での適応能力が無くなってしまった結果、皆さんの勉強意欲を殺ぐ事になるのです。
(これって私にも似たような傾向があるかもって思っちゃった!皆さん、いつも長文でゴメンネ・・・笑)

これではレビューした日本史の実態と変わらず、非効率且つ無駄な作業の繰り返しになってしまいますよね?
そんな時にこのテキストです!

さてここで皆さんに例文を出しましょう。
下記の文章の冒頭に何を入れればよいのか考えてみてくださいね!

①Aさんを呼んでもらえますか?
②彼女に伝えてくれますか?
③これを変えてもらえますか?
④それを取ってもらえますか?

皆さんにはどんな文章が浮かんだでしょうか?
多分、複雑な文章が浮かんだ方も大勢いらっしゃる事でしょう。

正解をお教えしますと全て『Could you~』で表す事ができる文章なのです。
実は英会話というのは簡単なフレーズと動詞だけで構成されている事が多く、ネイティブでも言葉が重要な政治家や社長などの要職におられる方以外は行ないません。

そんな日常会話で重要なのはその簡単なフレーズを効率良く覚える事!
そんなフレーズは実は本書に掲載されている必要最低限の50パターンでほぼ網羅する事ができるのです。
これならどんなに時間が無い方であっても勉強する事が出来ますよね?

そんな私も塾で英語講師をしていた頃にそれまでのテキストをやめ、本書と同じような構成を自作し教えてました!
するとそれまで話せなかった学生や主婦の方がめきめきと上達し、就職や海外旅行で大いに活用できたと感謝されました。

しかしそんな本書も単語や文法などの基本が出来ていないと厳しい部分もありますので、中学生以上が良いかもしれません。

少し思い出した事があるので明記しますが・・・
良く使うフレーズでいきなり『Because(なぜならば)』と日本的に話し始める方をビジネスシーンで多く見かけますが・・・
前文が無いまま接続詞を使うのは戸惑いますので気をつけたほうが良いですよ!

それと大事なことで・・・
教えていた時に一番多かった質問が、『相手に返事をする場合、YESなのかNOで返すのかがわからない』でした!!

自分が肯定する場合は相手がどう聞いても『Yes』であり、否定する場合は全て『No』ですので基本を忘れないでね!!
例:Don't you like it? ⇒ Yes, I do like it.
これは日本語と決定的に違う部分ですので、まずは日本語で『これは嫌いですか?⇒はい、大好きです』と何度も繰り返し体で覚える事が上達の最短ステップだと思いますよ!

彼女に「英語なら教えるよ?」と聞いたら「自分のペースでやりたいよ・・・」とやんわり拒否された・・・悲しいむうでした!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: テキスト
感想投稿日 : 2014年10月14日
読了日 : 2013年3月7日
本棚登録日 : 2013年3月7日

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