むう＆ぴょんこさんの感想・レビュー

コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 [DVD]

出演 : 山下智久  新垣結衣  戸田恵梨香 

• ポニーキャニオン

【毎話、号泣してしまう医療物の傑作！！】

あの暑すぎた夏もどこか遠くに行ってしまい、日を追うごとに冬
の到来が間近に迫っているのを実感されている方も多いと思います。

そんな冬の到来と共に・・・
我々の肉体に溜まりに溜まっていた日ごろのストレスや疲れが気
付かないうちにいきなり噴出し、急激な体調不良を起こす可能性
がありますよね？？

そんな病気の中でも三大疾病（癌、急性心筋梗塞、脳卒中）と
呼ばれる疾患は日本人の死亡原因の六割を占めており・・・

出血しない限り急変しにくい癌はともかく、急性心不全や脳梗塞に
なってしまった場合、体内の血流が途絶える事による死亡率が非常
に高く、蘇生率は心肺停止後、五分で25％となり、一秒でも早く
手術を受ける必要がありますよね？？

また事故などにより、4～5リットルほどある体内血液中のうち
1/3を失うと失血死する可能性も有り、凡そ30分で蘇生率は50％
程度にまで下がるので、こちらも一刻も早い止血と手当てが
必要となります。

そんな予期せぬ緊急事態に陥ってしまったら、頼りになるのは
救急車ですよね？？

データによると119番を受けた救急車が現場に駆けつけるまでの
時間は、全国平均でおよそ5分ほどとされていますが・・・

都心部で日常化している渋滞や、周りに病院がない田舎など、
良く利用する場所でも到着時間に疑問を持ってしまう方も多い
と思います。

ですが安心してください。
そんな場所でも我々を助けてくれるシステムが日本にはあるのです。

それが『ドクターヘリ』と呼ばれる緊急医療用ヘリコプターで、
2001年に岡山県で開始されました。

現在では1道1府15県、21機（2010年時）で運用されていますが、
保有していない県であっても出動要請をかけることが出来るので、
ほぼ全国を網羅する事ができ、派遣時にはフライトドクターと
呼ばれる医者と看護師と共に現場へ直行し、緊急時にはその場で
手当てを受けられる事が最大の売りとなっています。

この作品はそんなフライトドクターを目指す若手エリート医師達
（フェロー）の成長を描いたドラマなのです。

最近、医療モノが数多く見受けられますが、その手のジャンルの
中でも本作品は非常に良く出来たドラマであり、そういったカテ
ゴリーに飽き気味の方にもお勧めの最高の作品だと思いますよ！！

予告編が見つからなかったので・・・
ミスチルの主題歌、『HANABI』に載せた映像集（1ST＋SP＋2ND）を
どうぞ！！

【Youtube ミスチル ”HANABI”】
http://www.youtube.com/watch?v=EXxaBXKjl6Q

実は第一話冒頭での出演者達のスカした態度に『外したかも？？』
と思ったのですが・・・

第二話で、彼等を奈落の底に落とし込んだというか・・・
余りにも重く、悲しい現実に徹底的に彼らが打ちのめされている
のを見たら、冒頭は視聴者を引き込む為の演出であったと気付き、
いつの間にか本作品の大ファンになっていました（笑）

そんな悲しい彼らの苦悩と葛藤を心から感じ取り号泣してもらい
たいので・・・特別にスペシャル編を添付（笑）

【Youtube ”コードブルースペシャル”】
http://www.youtube.com/watch?v=IC5P9FL0Iqc

本ドラマは三部作となっているので、本作品を見てから視聴して
欲しいかも？？

いやあ・・・それにしても皆さんの演技が素晴らしい！！
これは間違いなく山下智久さんの代表作でしょう！！
改めて本作以上に彼が輝いて見える作品は無いと思います！！
（さんざん迷ってたじゃんって、言わないでね・・・笑）

それに脇を固める新垣結衣さんや戸田恵理香さん、比嘉愛未さんや
柳葉敏郎さん、児玉清さんの個性が際立っていて・・・

彼らがとても美しく神々しいまでに格好良く、この作品を視聴すれば
誰でも彼らのファンになってしまうと思いますよ！！

是非、皆さんには映像が綺麗なBD環境で見て欲しいのですが・・・
BDも発売されてるのかな？？

あと私見で・・・

本作品はあくまでも医療モノなので、手術シーンや血みどろに
なる場面が多く見受けられますので、それらが苦手な方及び、
中学生以下の視聴には注意が必要と思われます！！

それにしてもドクターヘリ・・・
昼間の運用に限定するんじゃなくて、夜間でも飛べるように法律
を今すぐにでも改正してほしいな！！

だって・・・『この国には、もっと救える命がある』のだから！！

毎回、号泣して鼻が荒れて困ってしまった・・・むう達でした！！

感想投稿日 : 2014年10月22日

読了日 : 2013年9月24日

本棚登録日 : 2013年9月24日