よくある難病ものですが、悲劇的な盛り上がりを自制し、描き方は不思議とフラットでポップ。この空気感はカジュアルな佇まいのジョセフ・ゴードン=レヴィットによるところが大きいかと。彼の柔和な笑顔が最後まで印象的。彼ほど嫌味のない二枚目俳優もいないですね(「500日のサマー」と殆どキャラ一緒ですけど)。
主人公がフラットな分、彼の周囲の人物たちがリアル。特に恋人のレイチェル。もともと深い関係でもなかった彼女が「献身的な恋人」を演じざるを得なかった葛藤がえらく痛々しいですね(彼女を身勝手な女だとは責められないな)。あとみんなが言ってますが、カイルが良い奴すぎる。こんな友達がほしい。
セラピスト(アナ・ケンドリック)が超美人だったり(当然恋愛関係になる)、最後の手術にしても、やや物語としては出来すぎな感はありますが、この後味の良さは評価したいと思います。佳作。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
◆映画:ドラマ
- 感想投稿日 : 2012年12月16日
- 読了日 : 2012年12月15日
- 本棚登録日 : 2012年12月15日
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