図書館の本
内容(「BOOK」データベースより)
12世紀、イングランド。ウォルター卿の娘アリアンは、留守の父に代わり城を守っていた。だが、父ウォルターが王に反逆者とみなされ、アリアンは城を明け渡すよう迫られてしまう。しかも、軍勢を率いるのは、“ブラックドラゴン”の異名を持つノルマンディの騎士ラナルフ―五年前にアリアンと婚約しながらも、一度も会いにきてくれなかった許嫁だった。アリアンの抵抗もむなしく城は彼の手に落ち、彼女は捕虜となる。一方のラナルフは、美しく成長したアリアンに目を奪われていた。ところが、アリアンは仲間を逃がし、ラナルフをあざむいてしまう。もともと貴族の女性に強い不信感を抱く彼は、これを機に婚約を破棄し、肉体関係だけをアリアンに求めようとする。しかし、冷たく非情なラナルフも、いつしか彼女の情熱と愛に癒され、彼女のとりこになっていく。ニコール・ジョーダン唯一の中世騎士ロマンス。
中世ものは東洋との文化を絡めて描かれるのはよくあることだけれど、医術のジャンルで絡み、そしてハッピーエンドの時の複線にまでなっているストーリーは初めてでした。
アリアンの忍耐強さがラナルフを突き動かしていたもの徐々に壊していく過程が面白く読めた作品でした。
相変わらずホットだしね。
The Warrior by Nicole Jordan
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
外国の小説
- 感想投稿日 : 2012年8月23日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年9月4日
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