図書館の本
内容(「BOOK」データベースより)
ジェイドが母に連れられて「歓喜の人々」と暮らしはじめたのは、まだ幼い頃だった。母の死後、邪悪なカルト教団に残された少女は想像を絶する過酷な日々を送り、12歳で教団を抜け出してからは、絵の才能だけを頼りに人目を避けて暮らしてきた。それから15年。彼女が描いた母の絵を見たという男性が、ある日突然、訪ねてきた。「お父さんが君を捜してる」彼はルークと名乗り、優しく微笑みかけた。ジェイドの運命が、再び大きく揺れ動いた瞬間だった。
ずっとずーっと泣きながら読みました。
傷つかない人はいなかったんじゃないか?と思える作品。
おのおの傷つきながら、傷ついたゆえの強さと優しさでジェイドを導いていく。
本当は自分のほうが優しくされたいのであろうに、強い人たちの集まり。
ロマンス小説という枠じゃないね、もう。
児童虐待が生むトラウマ。そしてカルト集団の洗脳。それが以下に恐ろしいかが見えてくる。
とても素敵な作品でした。
Out of the dark by Sharon Sala
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
外国の小説
- 感想投稿日 : 2011年12月25日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年1月4日
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