星に祈りを生きるための77の言葉

著者 :
  • サンリオ (2011年9月1日発売)
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それぞれキーワードがあって
色々な人たちの言葉や経験を元に
生きるための格言が綴られている。


まず「はじめに」のところで
絶望しか見えない日があっても
絶望だけの日なんてないということ。


今日が明日を目指している限り
前方には未来がいっぱいで
例えどんな場所にいても明日が来ない日はなくて
それが一番の希望だということ。
明日というものは決まって新しい時間がと空間を運んできて
そこにはあらゆる可能性が潜んでいるということ。

この冒頭から元気づけられた。

共感した言葉は
「私たちはさまざまな年齢に対して、新参者だ」
ラ・ロシュフコー

自分のどの年齢に対しても
自分は今年の自分と初対面であり
新参者だという意識を持てば清々しく新鮮な気持ちで接することができる。

反対に“古参”だと思い込むと以前から自分と馴染んでいるという馴れ馴れしさが生じてしまい
「もう年だ」「そろそろおばさんだ」などという決めつけ方をしがち。

自分の今の気持ちを尊重して
新しい自分が何を運んでくるのか。

今まで悲観的に考えてたけど
そういう見方もあるんだって気づかされた。

「事をせいてはいけません」
ナイチンゲール

花の種を蒔いたら発芽するまで待たなければならない。
葉っぱが出たらまた待つ。
待つことは時間がかかるけれど
わくわくを味わう楽しい過程でもある。

心がはやると物事がどのように動いているかを見逃しやすい。

その結果喜びを失い、大雑把で
いい加減になってしまう。

これもなるほどなと感心。


「経験は確実性に繋がる」
ナイチンゲール

恋愛でも仕事でも人はなにか新しいことを経験するとなにか新しいことに気づく。
経験する前に考えていたことと実際が違うかもとにかくなにかが得られる。
観察や実験の場数を踏み、気付きを増やせば更に前進を楽しめるようになる。

まだまだ経験していないことはたくさんあるからこれから迷わずどんどん挑戦していきたいと思った。


「他人は必要である」
スタンダール
自分の性格にほんとの自分らしさや強さを持つには自分ひとりの力では不可能で
他人が自分に与えるさまざまな経験が役に立ち、他人から影響されながら
育っていくということ。
“生きる”とは命を感じること。

自分の感じ方や考え方はあくまでも自分一人分の世界であり
他人の感じ方や考え方に耳を傾けて
時には影響されつつ自分の世界を拡げられたら心はおおきくなるということ。


これにも共感。
自分という人間は一人で作り上げるものではなく
周りの環境や他の人からの影響が
すごく大きいと思う。

このような色々な言葉が77個詰まってて
キキララの絵柄がほのぼの。


良い言葉に出会えて良かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年2月25日
読了日 : 2012年2月25日
本棚登録日 : 2012年2月25日

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