自然というものを哲学的視点と宗教的観点からとらえ、日本人と自然のありかたについて述べる著者の考えにすごく共感した。
本来人間は自然と共存できていたはずなのに、いつの間にか相対する存在に。
昔の日本や今も残る山奥の村などで自然を神として祭る習慣、それこそが、自我や煩悩にまみれた人間に対する成仏した「オノズカラ」に自然を見立て、恐れ、崇めることで共存する術の1つだったりするのかなと感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
サスティナビリティ
- 感想投稿日 : 2010年12月15日
- 読了日 : 2010年12月5日
- 本棚登録日 : 2010年11月19日
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