高校生部活青春劇として、誰もにおすすめしたい、唯一無二の作品。
とある高校のアニメ研究部を中心として、主人公の入部から文化祭までが描かれる。
主人公は語彙が少なく説明ベタだが、快活で行動的で、非常に魅力的に描かれている。
そんな彼女が周囲の人々に支えられ、また影響を与えながら、
文化祭で上映するアニメ作品の制作を目指していく、といったストーリーである。
特筆すべきはそういったキャラクター一人ひとりの感情・行動が、全編を通じ驚くほど丁寧に描かれていてる点であり、
青春劇として読者が必ず共感を覚えるようなリアリティと、
胸の奥底の忘れかけていた部分をくすぐられるような温かみを持つ作品となっている。
ラストシーンの読後感も非常に素晴らしい。
全4巻なので是非是非読んでみて欲しい一作。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
アフタヌーン
- 感想投稿日 : 2012年10月12日
- 読了日 : 2012年10月12日
- 本棚登録日 : 2012年10月12日
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