先生と僕 夏目漱石を囲む人々 作家篇 (河出文庫 こ 23-2)

著者 :
  • 河出書房新社 (2018年12月6日発売)
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感想 : 8

たとえて言えばイエス・キリストと弟子たち。
(似たようなものはたくさんありますね)

そして後の時代にそれをアートにしたもの
レオナルドダヴィンチの『最後の晩餐』みたいに
それがこの香日ゆらさんによる『先生と僕』だと思いました。

しつこく書いていますが、
久米正雄『破船』『和靈』と
松岡譲(後の娘婿)『憂鬱な愛人』の前に読みたかったです。
いろいろ面白そうな門下生が登場していました。
もう一度読みたい気もありますが
もう体力がありません。

〈漱石は門下を選んで作ったりなどしていない。
慕って押しかけた若者たちを
寛容な先生が受け入れただけにすぎない。
皆その優しさに甘えていたのだ〉

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ☆伝記☆
感想投稿日 : 2024年4月15日
読了日 : 2024年4月15日
本棚登録日 : 2024年4月15日

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