(1978.07.09読了)(1975.10.04購入)
副題「深層文化の試掘」
*本の帯より*
記紀に秘められた政治的意図を深層文化論に基づき解明する
大和朝廷の支配を基礎づけた古事記と日本書紀は歴史の実相とどう対応していたのか。歴史と価値のかかわりを深層文化論の観点から追究する著者が、縄文文化を考察の対象とした『照葉樹林文化』にひきつづき、王朝文化の背景をなす公的な価値体系をになう基本文献として記紀をとらえ、共通の制作主体として藤原不比等に着目しつつ、両書に登場する神々を体系づけて、日本最初の歴史書に秘められた政治的意図を解明する。
【目次】
はしがき
第一章 古事記の神統譜
第二章 記紀神統譜の東アジア的背景
第三章 記紀のイデオロギー
第四章 女帝元明と藤原不比等
第五章 天皇家と藤原家
☆上山春平の本(既読)
「日本のナショナリズム」上山春平著、至誠堂新書、1965..
「日本の土着思想」上山春平著、弘文堂、1965.09.15
「明治維新の分析視点」上山春平著、講談社、1968.06.28
「照葉樹林文化」上山春平著、中公新書、1969.10.25
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
上山春平:思想
- 感想投稿日 : 2012年8月7日
- 読了日 : 1978年7月9日
- 本棚登録日 : 1978年7月9日
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