この後味の悪さ、好きだわ~!!
米澤穂信さんの「儚い羊たちの祝宴」を思い出しました。
最後の最後で、ブラックなどんでん返しが待っているパターン(笑)
柔らかな語り口に、途中まで安心して読み進めていくんですが、
ある一文を境に、オセロのように一気にひっくり返される。
あざとさすら感じさせるトリックなので、苦手な人は苦手かもです。
個人的に、一番度胆を抜かれたのが「アイランド」。
まだ幼い姉弟。二人は孤島に置き去りにされているらしい。
姉は腹をすかせた弟のために狩りに行く。恐ろしい獣がいる洞窟へ。
まさかこんな結末が待っているとはね。
また、それぞれの短編が少しずつ繋がっていて、
再読をしたら素通りしてしまった伏線にも気付けるような気がします。
読書状況:読み終わった
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BOOK
- 感想投稿日 : 2013年4月15日
- 読了日 : 2013年4月9日
- 本棚登録日 : 2013年4月15日
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コメント 2件
kwosaさんのコメント
2013/04/27
ななこさんのコメント
2013/04/28