「きみ」が登場する箇所の文章が意図的なのか抽象的に書かれているのでけっこう読みにくい。あと、これも意図的だと思うけどストーリーに直接関係ない文章が長々と挿入されていたりしてこのあたりも読みにくい。法月綸太郎シリーズは作品毎に表現のしかたをちょこちょこ変えている(と思う)ので、1シリーズの中で色んな雰囲気を楽しめる。
この本と全然関係ないけど、重松清さんの『疾走』にも「おまえ」(二人称)が登場する。『疾走』の序盤数ページが特にお気に入り。束の間の平和とこの先に待ち受ける救いようのない未来が混在していて、かつ愛がある感じ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年2月28日
- 読了日 : 2022年2月28日
- 本棚登録日 : 2022年2月25日
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