『幽』なんて雑誌があるんだね。まえがきによると、「極上の怪談エンターテインメント・マガジン」だそうで。なんともニッチそうな… 調べてみたら年2回発行で2004年から続いている雑誌のようだ。
題名に「実話系」とあるアンソロジーの一番最初の京極夏彦の作品の書き出しは、
断っておくが、これから記す事柄は実話ではない。
となっているのにまず笑わせてもらった。
収められている作品は全部で10個。京極夏彦も含め全て読んだことのない人ばかりだった。面白かったのもあるしそうでもなかったのも。
★3つとしているが、作品ごとに点を付けるなら★2つ~★5つ。
小池壮彦の「リナリアの咲く川のほとりで」は★5つ。
京極夏彦 面白かった。★4つ
福澤徹三 うーん、今ひとつ。怖そうだけど全然怖くない。★2つ
安曇潤平 ほぼ予想通りの結末なのが残念。★2つ。神奈川のT岳(山頂にS寺の奥社がある)ってどこだろう?
加門七海 まあまあ。★3つ
中山市朗 6つの短編。なんかどれもありきたりのような気が。★2つ
小池壮彦 リナリアって花があるの? 知らないなあ。実話系とはちょっと違うと思うけど面白かった。★5つ。この人の他の作品も読んでみたい。
立原透耶 3つの短編。2話目は面白かった。2話目は★4つ
木原浩勝 ありがちだけど面白かった。書き方がうまいのかな? ★4つ
平山夢明 5つの短編。面白いものも。★2つ~4つ
岩下志麻子 実話系というよりか実体験系か。怪談というのともちょっと違うかな。あんまり知らないけど変わった女性みたいだね。この人のは読んでみたいと思いながら読んだことがない。★3つ
- 感想投稿日 : 2015年10月29日
- 読了日 : 2015年10月29日
- 本棚登録日 : 2015年10月29日
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