世界のすべてのさよなら

著者 :
  • 幻冬舎 (2017年6月22日発売)
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本棚登録 : 152
感想 : 17
5

美大に通っていた頃からの仲良し4人組。
悠、翠、竜平、瑛一と物語は進む。
紅一点、翠も30歳になり、素の部分を出してくるようになった。
読み手が引いてしまうようなキラキラと眩しい関係でもなく、それぞれが程よく変化していく様が描かれている。
この先、4人の関係は、このまま変わらないのかもしれないし、途切れてしまうかもしれない。
それも、4人にとっては要らぬ心配なのだよ、きっと。
そう思わせてくれる。

良かった!!この作品。
白岩さんが、ご自身の思いを存分に書かれている気がする。
詳しいことは分からないけれど
担当編集者さんと、息がピッタリ合ったということなのかな?
素人考えですが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2017年8月24日
読了日 : 2017年8月24日
本棚登録日 : 2017年8月24日

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