尊敬する人の一人、イザベラ・バードの東北〜北海道を旅した時のエッセイ。
明治時代に、イギリス人女性が、日本人男性を一人連れてあの土地を見て回るなんて。その事実が今の時代から振り返っても驚愕。しかもアイヌ民族について詳細に記した、一等の資料でもある。
今とはまったく違う日本像、例えば誰も彼もガニ股で醜いが、子煩悩だとか、アイヌ民族は酒ばかり飲んで怠け者だが首長の息子だけは先鋭的な考えの持ち主だ、などが随所に出てきて、明治時代の本当の日本を教えてくれる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2021年12月26日
- 読了日 : 2021年12月26日
- 本棚登録日 : 2021年12月26日
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